ゴト行為とは?パチンコ業界で役立つ基礎用語集

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ゴト行為とは?
ゴト師の手口について

ゴト行為とは、不正な方法で遊技玉や遊技コインを取得する犯罪行為です。

ゴト師とは、ゴト行為を行う者で
仕事師」⇒「シゴト師」⇒「ゴト師」が由来となり、パチンコ店での不正行為を仕事としている者と言う意味です。

ゴト行為の手口

パチンコ店を営業する上で多くのユーザー様に出玉還元し楽しんでいただくことが重要です。

不正による出玉獲得があっては利益面での損失はもちろん、他のお客様に悪いイメージを与え稼働の低下にも繋がります。

健全かつ安全に遊技を楽しんでいただけるよう、不正行為には目を光らせなけれなりません。

事前にゴト行為を防止するためにどんな手口があるのか知っておく必要があります。

それでは様々なゴト手口について解説していきます。

台叩きゴト・ドツキゴトとは?

単純に台を叩くことで玉の進路を変化させVゾーンへ入賞させる行為です。

羽根物や一般電役などVゾーン入賞で大当りする機種に限定されるゴト行為です。

このゴト行為はCR機登場以前の一般電役や羽根物に多く見られたゴトです。

現代の遊技機ではこの様なゴト対策の為、振動感知センサーなど搭載されているので、安易に発見が可能です。

お客様への遊技マナーや迷惑行為をやめさせることで防止となります。

磁石ゴトとは?

強力な磁石で遊技玉を操作して入賞させるゴト行為です。

CR機登場以前では一般電役や羽根物でガラス越しに磁石で玉を誘導しVゾーンへの入賞をおこなう行為が流行していたが、現在では遊技機に磁気センサーやハネ開放スタート・ハネ通過・Vゾーン入賞の連携に異常があった場合には異常入賞エラーが発生するなど、あらゆる対策が行われており、直接Vゾーンへ入賞させるゴト行為はなくりました。

現在では、磁気センサーが感知しない箇所に磁石で玉を団子状態にして、フロックなどの他入賞への入賞を安易にし、玉を減らさないといった行為が発生しています。

手口も巧妙になり、団子(ブドウ)を作る実行役と遊技をする打ち子により、現行犯以外は実行役が既に退店しているため物的証拠が証明することが難しいです。

「表詰り」など巡回強化やデータ異常定期チェックなどが防止策となります。

糸玉ゴトとは?

糸が付いた遊技玉を操作して不正入賞させるゴト行為です。

糸が付いた玉を遊技台より発射させ盤面上で糸玉を操作し、団子(ブドウ)を作りスタート入賞やフロックなどの他入賞への入賞を安易にし遊技を行います。

玉を詰まらせ団子(ブドウ)が出来上がると、玉を一気に引き糸を切ります。

団子(ブドウ)を作る実行役と遊技をする打ち子により、グループとして犯行をおこなうことが多いのが特徴です。

油玉ゴトとは?

遊技玉に油やクリームを塗るゴト行為となります。

主に羽根物や一般電役など玉の流れが役物通路に影響する機種に限定されるゴト行為です。

遊技玉に油・クリーム・整髪料などを塗ることで役物での玉の摩擦を低下させVゾーンへ入賞しやすくします。

遊技玉を手でコネて油を塗りますが、ハンドクリームやポマードなど誰でも使用し得る日用品を使用することが多く判別の難しいゴト行為です。

目視での巡回強化、役物や上皿・カセットなどの定期チェック、禁止事項としての掲示強化が防止策となります。

釘曲げゴトとは?

ピアノ線やセルロイドを使用し、遊技釘を曲げて不正入賞させるゴト行為です。

器具を使い遊技機扉と盤面の間に隙間を作ったり、遊技機スピーカー部に穴を開けてピアノ線などを挿入させたりして遊技釘を曲げます。

釘曲げ箇所としては、命釘の事例は少なく、主に役物ステージへのワープ釘を曲げスタート入賞を高める手口になります。

最近では、故意に上皿に異物を詰め、スタッフが対処を行う為に台ガラスを開けた一瞬の隙きに釘曲げゴトをおこなうケースも多く見られます。

遊技台を開閉するトラブル時の対応強化、目視巡回やデータ異常定期チェックが防止策となります。

尚、釘曲げゴトに遭った際には必ず担当所轄へ相談し、変更承認をおこなった上で釘を直すのが懸命です。

未承認で安易に釘を直すことにより、恐喝などの二次被害も考えられるからです。

ホッパーゴトとは?

ピアノ線やセルロイドなどのゴト器具を使用し、スロットホッパーより不正にメダルを摂取するゴト行為です。

スロット遊技機の受け皿よりゴト器具を挿入し、ホッパーの誤作動より不正にメダルを摂取します。

ピアノ線などでホッパー回収スイッチを押したり、ゴト器具でホッパーのセンサーに誤作動を起こす手口などが多く見られます。

複数名で来店し、実行役を隠す形で着席し通常に遊技を行っている仲間にメダルを分配する手口が多く、人を替えて頻繁にメダルを交換するのが特徴です。

目視での巡回強化、データランプと持ち玉の照合、差玉と持ち玉の照合、交換時のチェック強化などが防止策です。

メダルサンドホッパーゴトとは?

ピアノ線やセルロイドなどのゴト器具を使用し、スロットサンド(メダル貸し機)のホッパーより不正にメダルを摂取するゴト行為です。

スロットのメダル貸機にゴト器具を挿入し、ホッパーの誤作動より不正にメダルを摂取します。

電動ドリルのような器具でメダル貸機に穴を開け、ピアノ線などのゴト器具でホッパーのセンサーに誤作動を起こす手口です。

複数名で来店し、実行役を隠す形で着席し通常に遊技を行っている仲間にメダルを分配する手口が多く、人を替えて頻繁にメダルを交換するのが特徴です。

遊技機のゴト行為は警戒しているが、設備機器へのセキュリティーが弱い店も多いので盲点となります。

目視での巡回強化、データランプと持ち玉の照合、差玉と持ち玉の照合、交換時のチェック強化などが防止対策です。

クレマンゴトとは?

クレジットを満タンにするゴト器具(クレマン君)などでメダルクレジットを不正に増やしてメダルを摂取するゴト行為です。

メダルと同じ厚さの棒状のゴト器具をメダル投入口に挿入することで、誤作動により不正にメダルをカウントさせクレジットコインを増やすゴト行為です。

このゴト器具は「クレマン君」や「クレ満」と呼ばれネット通販などの裏ルートで一般ユーザーでも購入可能でした。

対象となる機種はジャグラーシリーズが多く、複数人でのグループで実行役と囮役でゴト行為がおこなわれることが多く見られます。

各メーカーにおいては、クレマンゴトの対策をおこなっており、近年に発売された機種ではクレマンゴトはなくなりましたが、対策部品が付けられていないジャグラーシリーズのみなし機などは注意が必要です。

※尚、対策部品の取り付けに際しては、必ず「変更の届け出」を提出しなければなりません。

メダル戻しゴトとは?

スロット遊技機に限定されたゴト行為で一昔前では糸付きのメダルでセレクターをカウントさせメダルを戻す手口であったが、現在では各メーカーのセレクターも不正防止対策が施されたのでそのようなゴト行為は失くなりました。

最近発生している事例では、ゴト器具をメダル投入口から挿入することで、投入したメダルが下皿に戻るといった手口があるようです。

体感機ゴトとは?

遊技機の大当り周期のタイミングを知らせるゴト器具を使用する行為です。

体感機とは、低周波を出し遊技機の大当り周期を知らせるゴト器具であり、パチンコ遊技機、スロット遊技機共に周期を攻略したものが存在します。

遊技機の大当り抽選の仕組みはルーレット式になっており、玉が入賞したタイミングやレバーを叩いたタイムングで当選するようになっており、大当りを引き当てる周期は一定期で回っている。

体感機は遊技機の当選周期を読み取り低周波で遊技者に伝える仕組みであり、イヤホン型や身体に密着させる小型なもの、スロットではソレロイドでレバーを機械的に叩くものも発見されています。

体感機では本体からコードなどで手や足に振動を伝えるタイプが多く、体感機の使用者は夏でも長袖を着ている事が多く見られる。

尚、他のゴト行為と違い直接、遊技機の性能を害することが無いため、単独犯が多く見られるのが特徴です。

また、正常な遊技機の性能を損なうことがないので体感機を使用しても窃盗罪の立証が難しい。

対策としては、体感機の持ち込み禁止を全面的に掲示することです。
禁止事項を破り入店した際には、刑法130条「建造物侵入罪」が適応されます

2004年7月1日に遊技機規制が改正され「内部抽選については周期が0.05秒以下であるか、さもなくば周期が規則的にはならない。」と定められたので体感機の開発は困難となっているので、現在はほとんど心配されることはありません。

電波ゴトとは?

電波を発射するゴト器具で不正に玉やメダルを摂取する行為です。

電波発射機を使い強制的に遊技機の大当りを当選させるゴト行為で海物語などのパチンコ遊技機やミリオンゴッドなどのAT機での発生事例が多く見られます。

手口としては、電波発射機を持つ実行役が大当りを当選させた後、即座に打ち子が遊技することが多い。

遊技機以外にもジェットカウンター(玉・メダル計数機)に電波を発射してカウント数を上げるといった手口も見られます。

対策としては、
・目視での巡回強化
・電波感知器などのセキュリティーを設置する
・実行犯を取り押さえない限り、物的証拠が無いため立証は難しい。
 (メダル没収で店側が敗訴した判例もあります。)
・大当りの権利を他人に譲渡する行為(代打ち)を禁止する
・出玉(コイン)の交換は必ずスタッフが行いレシートにサインをするなどです。

設定変更ゴトとは?

不正に遊技機をこじ開けたり、隙間から器具を用いたりしてスロットの設定を変更するゴト行為です。

元々、主流となった設定変更ゴトは遊技機の隙間からゴト器具により遊技機の回路をショートさせ設定を初期設定に戻すと言う手口でした。

これは、スロットの初期設定が「6」の機種が多い事から流行したゴト行為であったが、各メーカーも対策をおこない、近年では初期設定は「1」となる機種が殆どとなっています。

手荒な手口では、メーカー対応の設定キーを用いて遊技扉を不正に開放する手口も発生しています。

この様な手口は、複数名で遊技機を囲み実行役が設定を変更した後、打ち子が遊技する手口が殆どです。

尚、ゴト行為が行われた後では、物的証拠もなく遊技中に設定を確認することは困難となり、店側の設定変更ミスと区別がつきにくいのが特徴です。

対策として、遊技機扉のワイヤーロックなどの取り付け、マイナス差メダルの台は設定の確認や遊技機ドアの傷など確認も確認することです。

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